mattariponのぽんこつ日記

まったりと趣味にいそしむ日々をまったり綴っていきます。

 文芸作品

まほろ駅前多田便利軒

昨夜のうちに雨が降ったようで、路面も庭も濡れて光っていました。

午前中に3軒回って、お買い物を済ませました。
中国マーケットでは、お会計のところでバーアイスのおまけがついてきて、”おやまあ!”とビックリ。
2ドル券が8枚も来て、またまたビックリ!
25セントを追加して、チーズケーキとアップルのパイ包みをもらいました。
帰宅後、おまけ類をBocchanに見せたら
「スゲー!うまそう!アップル、デカッ!」
と大笑いしていました。
さすがに3軒巡りは、疲れたわ~

***

三浦しをん著の「まほろ駅前多田便利軒」を読みました。


巻末には、2009年第1刷、2011年第19刷 とありました。
2年で19刷は、かなりの売れ筋ではないですか?

今は独り身の多田が営む’多田便利軒’は、いわゆる便利屋さんです。
犬を預かったり、バスの間引き運転の有無を調べてほしいと依頼が来たり、納戸の掃除を頼まれたり。
請負先で高校時代の同級生の行天とばったり出会い、行き場のなかった行天との共同生活、共同仕事が始まります。

それぞれに過去に何かあったことを匂わせつつ話が進行していき、段々と二人の過去が明かされていきます。
その間には、便利屋への依頼からヤクザとのいざこざに巻き込まれたり、行天との仲たがいもありつつ、お互いに思うところはあっても二人の生活に落ち着いて一件落着します。

若者でもなく老年でもなく、中年と言うには若い二人が、どこか人生に諦めを抱いているようで、それでも生きる意味を求めているような、そんな作品に感じました。
タバコを吸うシーンがとても多かったのは、脱力を表しているのか、気持ちの切り替えからの再生を表しているのか?
小道具と呼ぶには、かなり存在感がありました。

さてさて、表紙に写っているお二方は、俳優さんでしょうか?
検索
映画になり、ドラマになり、合わせて3作までできていたのですね!
おそらく、主役のお二人、瑛太さんと松田龍平さんかしら?
表紙の俳優さんのどちらがどちらなの?
すかさず検索
表紙の左の方が多田役の瑛太さんで、右の方が行天役の松田龍平さんではないかしら。
どう?あってます??

結婚のとき

朝から晴れ。
ただ今、外はモワッとするような気温です。
朝の冷え込みにフリースのタートルネックなんぞを着ておりましたら、暑いったら
気温の変化に対応するのが、一歩遅いわ

今日は朝からDannasanのミーティングが目白押しなので、お散歩は無しです。
お邪魔をしないように、静かにしてなくっちゃ

***

平岩弓枝著の「結婚のとき」を読みました。


巻末を見ますと、昭和57年第1刷発行、昭和60年第9刷発行、とありました。
う~ん、また元号・・・

和暦・西暦早見表

こちらを、活用させていただいております。
昭和57年はーー1982年、昭和60年はーー1985年ですね。
おお!ちょうど40年前ですか。

1980年代を検索してみましたら、テレホンカードが発売されたり、バブル好景気だったり、話題に事欠かない年代だったようです。

さて本作は、そんな日本が沸き上がるような時代に書かれた作品だったのですね。

四谷の料亭の孫娘さやかを主人公とし、兄の友人こうじとの恋模様を描いた物語です。
お互い好きなのに、気持ちを伝えあうこともできず。
さやかの見合いに心かき乱されるこうじと、非のない見合い相手と過ごしながらも心の中にはいつもこうじのいるさやか。

書道の家元の家に育ったこうじは、お家騒動に巻き込まれていきます。
兄に嫁ぐ前の、
昔好きだった兄嫁との関係も引き出されたり、右手の使えなくなった兄の代わりに家元(仮)を務めることになり、さやかに心のうちを伝えるチャンスが逃げていきます。

傲慢かとも思えたこうじの兄が、こうじのために水面下で動いたシーンは胸熱でしたねぇ。
そして、最後のピンチを左手で字を書く、というとっておきの切り札で一刀両断。
実はこの物語で一番カッコよかったのは兄だったりして

さやかの家族のさりげなくも深い家族愛と、こうじの冷めきった家族と、とても対照的に印象深く描かれていました。
ハワイに四谷の料亭の姉妹店を出す話や、軽井沢にあるさやかの父のホテルの改装にこうじが絡んだり、80年代と言う時代を反映するような設定も見られました。

調べてみましたら、1977年からフジテレビの「平岩弓枝ドラマシリーズ」という枠があったようです。
その中で、「結婚のとき」も1979年にドラマ化されていたみたいですよ。

現代だったら、公衆電話はスマホになり、小道具にも変化がみられるのでしょうね。
二人の距離感やすれ違いも、描かれ方が変わるのかなぁ。
まあ、なんというか、ジレキュンな、読後にパステル色の淡いハートに包まれるような作品でした

同志少女よ、敵を撃て

日の出がずいぶん遅くなり、7時20分ごろお日様の頭が出始めたようです。

今朝の朝焼けは、雲に映ってとてもきれいでした。

今日は、コスコ、トレジョ、ラッキーと3軒回って食料品を買い込み、午前中でクタクタです

***

先日、義妹が送ってくださった、逢坂冬馬(あいさか とうま)著の「同志少女よ、敵を撃て」を読みました。


2021年発行、2022年22版とありました。
爆発的な売れ行きだったのですね。

選考委員の全員満点でアガサ・クリスティ賞を受賞した作品で、ずいぶん話題になっていました。

朝日新聞

讀賣新聞

産経新聞

毎日新聞

毎日新聞では、表紙の絵にも注目し、イラストレーターさんにも焦点を当てていました。

毎日新聞 カバーイラスト

2022年のベストセラーとも言えるかもしれませんね。

ヒトラーのナチスドイツがソ連に侵攻してきたときに実在した、女性による狙撃部隊の話です。
ナチス軍に村を壊滅させられ、自身の目の前で母親が射殺されたセラフィマは、そこで出会ったら赤軍の女性兵イリーナがセラフィマを連れ帰ります。
女性ばかりの宿舎で訓練を続け、狙撃兵として育てられていきます。
セラフィマは、母親を射殺したドイツ兵と、自分を狙撃兵として育てるイリーナをいずれ撃って敵をとることを胸に、厳しく激しくつらい訓練に耐え抜きます。

1年の訓練後に戦場に行き、初戦でともに訓練を重ねた仲間を失います。
戦場の中で、セラフィマは仲間たちとともに一流の狙撃兵として育っていきます。

ある事件でセラフィマは自分の左手の親指の付け根と人差し指を失い、狙撃兵を引退します。
引退後は、壊滅してしまった村に帰り、イリーナとともに静かで穏やかな生活を送っているところで幕となりました。

今現在、現実にロシア軍がウクライナを侵攻しています。
おそらく、ここでも女性兵が戦っているのだと思います。
この状況で、この話題の本が出たことは、出るべくして出たような必然性も感じました。

生々しい戦場と緊迫感が、まるで見てきたかのようにセラフィマの目を通して語られていきます。
決して大げさではなく、淡々と、あるがままに語られるような、静かでありながら説得力のある文章でつづられていました。

筆者は、1985年生まれの37歳のようです。
そしてなんと、これがデビュー作なんですと!
この筆力で、デビュー作ですか。
そして、この作品で本屋大賞も受賞されました。

これからどんな作品が生み出されていくのか、楽しみな作家さんの誕生ですね。
衝撃的な本との出会いを下さり、ありがとうございました

魚は水に 女は家に

今朝も、屋根に霜が降りていましたが、9時過ぎには軒から水滴となって落ちていました。


今日は、Dannasanのミーティング終了を待ってから、歩きに行きました。

ピンクの季節になってきましたねぇ
春の装いです。

待ってましたー
 
まだまだ蕾があるようですが、遠くから見てもひときわ鮮やかな木です。

中学校のそばで見つけた鮮やかなピンクのお花。

さーて、なんというお花でしょうねぇ。
家に帰ってから調べてみました。
Hollyhocksだと思います。
日本語名では、タチアオイを指すようですが、英語名はもっと広い範囲で使われる名前のようです。
3.26マイル(約 5.25 Km)のお散歩でした。

***

田辺聖子著の「魚は水に 女は家に」を読みました。


最終ページに1979年に新潮社より単行本として刊行された、とありました。
でも巻末には、角川書店より昭和58年初版発行とありました。
昭和58年は・・・1983年ですって。
平成2年(1990年)16版発行だそうです。
ということは、7年で16版ということになるのね。
元号をまたぐと、年感覚が全く白紙になってしまいますわ

新潮社から角川文庫に移ったということになるようで、大人の事情があったのかしらね

結婚20年の主婦舟子が主人公で、姑の介護も終わり、娘と夫婦の生活が始まります。
しかし、夫は仕事人間、美味しい手料理さえ食べさせておけば満足、舟子と二人で出かけようなんて気もさらさらなし。
義妹夫婦の夫(夏雄)の浮気騒動も持ち上があり、仕事以外の面倒ごとには首を突っ込もうとしない夫の代わりに舟子が間に立つことになります。
舟子が、夏雄の浮気相手の兄(宇杉氏)と、彼らの関係についての話し合いなどをするうちに、宇杉氏と友情が芽生えていきます。

家庭のためだけに尽くしてきた舟子が外の世界に目を向け始め、おしゃれをしたり、友人と出かけたり、宇杉氏との会話を楽しんだり、第2の人生とでも言いましょうか、新たな世界を歩み出すようなお話しでした。
新たな世界、と言っても、宇杉氏と友情以上の関係になるわけではなく、最愛の夫があり、でも彼のためだけではない自分の時間を持ち始める、という感じでした。

読んでいて、まさに両親の世代のお話しのように思いました。
今の若い夫婦には、専業主婦が珍しいですよね。
私たち世代でも、専業主婦だった方たちは、子どもが育ったら働きに出る方が多いように思います。
女性たちの時間の使い方、生き方が活動的になってきているのでしょうね。
時代の変化を感じる作品でした。

田辺聖子さんは、大阪市生まれで2019年に91歳でお亡くなりになったそうです。
小説、エッセイ、古典の現代語訳など、幅広い執筆活動だったようです。
大阪市生まれと知って、納得
作品の中で、大阪弁での会話が小気味よく、生き生きとしていました。
残された作品は相当数おありになるようです。
また、彼女の作品との出会いに期待しています

ハックルベリー=フィンの冒険

朝の内は雲が多かった空が、お昼近くなってスーッと晴れました。

気温も少し上がってきて、ポカポカ陽気です。

今日は、Dannasanのミーティング後に新興住宅地のほうへ行きました。
可愛い秋の飾り。

おどろおどろしいハロウィンの飾りは、姿を消してきましたわ。

売り出しの時にすでに植えられていたのかしら、あちらこちらの軒先にコケモモの木がありました。
 
実がなっているそばに、花もついていました。
花から実になる期間が短いのかしら?

木からブランコがぶら下がっている飛び石のチェックに行きました。

まだ飛び石は水没していませんでした。
ちゃぷちゃぷと、水の流れの音が心地よかったです。

地面に落ちたどんぐりが大きくてびっくり
 
こんなに大きな木ですもの、実も大きいわけですわ。

紅葉の木に、青い実がついていました。

好みを食べた鳥は青い鳥になるかしら
触ってみたら、小粒で少しぷよぷよしていました。
3.55マイル(約 5.71 Km)のお散歩でした。

***

マーク=トウェイン作 吉田甲子太郎(よしだ きねたろう)訳の「ハックルベリー=フィンの冒険(上下)」を読みました。


巻末に、1976年初版、1998年改訂14刷とありました。
下巻の巻末の解説によりますと、「ハックルベリー=フィンの冒険」は、1884年に出版されたそうです。
そして、この子ども文庫は原作の完訳とありました。

「トム=ソーヤーの冒険」は、子どものいたずら心を余すところなく描いた作品だと思います。
トムの友人で家なしのハックを主人公にしたこちらの作品は、世の中を達観したような眼を持つハックの冒険譚です。
トムよりも現実的で、物事を一歩引いて観察し、着実に行動しているように感じました。

「トム=ソーヤーの冒険」は子どもの頃にも触れたことのある作品でしたが、「ハックルベリー=フィンの冒険」は、手に取ったことがありませんでした。
意外や意外、個人的には「ハックルベリー=フィンの冒険」のほうが面白かったと思いました。

お屋敷から逃げ出した黒人のジムと一緒に、いかだやカヌーでミシシッピ川を下っていく間の数々の出来事、冒険が語られていきます。
ジムとの友情の芽生えや、心の汚い大人との出会い、自然とのたたかいなど、どのエピソードも次はどうなるんだろう、と一緒になってドキドキわくわくしました。
最後にトムも登場します。
な~んとなく、トムの登場前のほうがお話しに勢いがあって引き込まれましたが、トムが登場したことでこの冒険譚の締めくくりができたのかな、などと思いました。

クラシックの域に入る作品かと思いますが、あの頃のアメリカを感じられる貴重な名作かもしれませんね
プロフィール

mattaripon

1995年からカリフォルニア・シリコンバレー在住。
在住年数と英語力は、反比例。
夫と息子と娘の4人家族。
声楽家かもしれない主婦。

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