mattariponのぽんこつ日記

まったりと趣味にいそしむ日々をまったり綴っていきます。

 短編

新「様式模写」小説 その後のシンデレラ

今日も穏やかな陽気です。

今朝は、日曜日恒例の朝市に行ってきました。

 
秋の味覚、オンパレードです
先週の柿もおいしかったですが、今週はまた一層色が濃くなってきていますわよ。

手作りニットのお店が、初お目見えでした。
子ども用の帽子や手袋などもあり、かわいい色合いが店頭を飾っていました。

八百屋さんでは、オクラが終わっていました。
ナスは、フェイドアウト中。
代わりに白菜が幅を利かせていました。
品ぞろえで季節の移り変わりを感じますね。

ここから、COSTCOなど4軒を回って、午前中はクッタクタ
午後は、だらだらする気満々

***

清水義範著の「新「様式模写」小説 その後のシンデレラ」を読みました。


巻末には、平成14年初版第1刷発行 とありました。
おお!平成とな!
平成14年は・・・2002年ですって。
今からちょうど20年前。
今年はこの本の成人式ね

表題作”その後のシンデレラ”を含む8つの短編が収められています。
この表題作が、傑作ですわ。
シンデレラのお話は、フランスでシャルル・ペローによってまとめられたもの、ドイツでグリム兄弟によってまとめられたもの、と2種類あり、内容の違いも解説してくださっています。
フランス版、ドイツ版と2種類あるとは知りませんでした。
どちらにしても、王子と結婚をしてハッピーエンド。
その先を作者が考えちゃって、子どもの名、愛人の名でまず笑え、そう来るか、というオチ。
こんな調子で、よく知られた童話の”その後の〇〇”が8つ続きます。
どれもほんの数ページでサクッと奇想天外なその後が語られます。

著者の頭の中は、いったいどんな風に話が広がって行っているのでしょう。
その尽きない想像力、創造力に、笑いながらも感心するばかりです。

巻末に、作者自身による’あとがき’が付されていました。
1冊の中の短編の配置、内容、手法に関して書かれていました。
短編の配置にまで気を配っていらっしゃるのが、
音楽会のプログラムのような感じなのかしら、と、とても興味深かったです。

清水義範さんの作品は、日常が煮詰まったり、思考の行き場がなくなったときに読むと、頭の中の風通しが良くなるような気がします。
また次の本で、頭のリフレッシュをさせていただきます

無印失恋物語

昨日は、一日中本格的に雨が降りました。
雨の隙間に、虹が出ました。


今日の午前にもちょっぴり雨が降りました。
「昨日は、雨の匂いを感じたよ。」
とBocchanも、昨日の激しい雨に見入っていたようでした。

今朝は、雨後のきれいな空気です。

葉っぱがキラキラして、まぶしいくらいです。

今週は、25℃前後の日が続きそうです。

週末あたりから来週にかけては、また30℃あたりまで気温が上がりそうです。
気候の変化についていけるかしら

今日は、Dannasanのミーティング前にさらりと近所を回ってきました。
渋柿も、季節の訪れを見せてくれていました。

オレンジって、秋を感じる色ですね~。

余韻のある雲

去りがたし、って感じね。
UPSで荷物を頼んだり、スーパーにちょこっと寄って帰った2.24マイル(約 3.6 Km)のお散歩でした。

***

郡ようこ著の「無印失恋物語」を読みました。


平成4年初版、平成5年9版発行とありました。
調べてみましたら、平成4年は1992年だそうですので、今からちょうど30年前に発行されたのですね。

無印〇〇物語 は、無印シリーズと呼ばれ全部で7巻発行されているそうです。
最初は”無印良女 むじるしりょうひん”で、これはエッセイですが、続く6巻は短編集のようです。
何も考えずにふと手に取った「無印失恋物語」はシリーズの4巻目にあたり、短編では3巻目だったみたいです。

題名通り、12話の失恋の物語が収められていました。
各話は、すべて漢字2字の表題がついていて、読み終わると表題の意味がすとんと納得できました。
どれも別れに関するお話ばかりではありますが、じめじめ感は少なかったです。

中で第11話の”恐怖”は、一味違った雰囲気でした。
高校生カップルのお話なのですが、団地に住む彼女にはおしゃべり・噂好きおばちゃんが目障りです。
家に彼を呼ぶのにも、おばちゃんたちに見つかってしまいます。
おばちゃんたちに声をかけられたときの、彼のつぶやき
「すげえなあ」
には思わずプッと吹き出しました。
(これで彼と別れたらあいつらのせいだ)という彼女の心の中。
負けないで―!と思わず応援したくなりました。

シチュエーションや話の展開がぐんと斜め上にいくような、スピード感のある短編がぎっしり詰まっていました。
でもやっぱり、ハッピーエンドがいいなぁ

まるごと名犬物語

昨日は、早めの昼食を食べてからサンフランシスコへ出かけました。
昨日もハイウェイ280号を使い、
ゆったり速度で片道1時間10分ほどのドライブでした。
山の地域に入ったところでググっと気温が下がり、太平洋側から霧が山を乗り越えてきていました。

サンフランシスコのダウンタウンも、雲がかかっていました。

湾のほうは晴れていて、二つの天気が同居しているようでした。
耳元でばたばたと音がするほど、風が強かったです。

夕方には、お隣の犬がまたやってきました。
柵越しに呼び戻されて、抜け穴から帰っていきました。

ちょうど抜け穴のあたりに、手と犬の背中が見えます
抜けていく時のおしりと尻尾が面白かったのですが、シャッターチャンスを逃して残念
この間、おじさんが犬を捕まえに来られた時に
「穴はふさいでおくよ、もう庭には出さないよ
とおっしゃっていたのですが、脱走したのかな
ゆかいな犬です。

***

子ども文庫から、椋鳩十作の「まるごと名犬物語」を読みました。


1997年第1刷発行、とありました。
犬と人との物語5編が収録されていました。

子どもと動物が出てくるお話は感涙必至、と心得ておりますゆえ、後回しになっておりました。
そろそろ手持ちの子ども文庫も底をつきそうで、エイヤッと思い切って読むことにしました。

主人に忠実な犬、狩りに同行して見事な働きをする犬、元の飼い主を忘れずに最期は最初の主の元で息を引き取る犬、など、人と犬との絆、言葉は通じなくても心が通じ合う話が次々に語られていました。

「太郎とクロ」は、とてもとても賢いクロと言う犬の大活躍の物語でした。
太郎のお父さんが、クロが
子犬の時に太郎のためにもらってきた犬でした。
その日から太郎とクロは大の仲良しになります。
決して自分からほかの犬を襲わず、子どもと遊ぶのを楽しむような優しい犬でした。
あるとき川に流された大人を助け、賞状や勲章をもらいました。
それでも、今までと変わらず優しく子どもたちの人気者のクロでした。
いざというときには強く、太郎の言うことをよくきき、決して自分の強さをひけらかさず、犬の鏡のようなクロの物語でした。
人助けをしたとき、意地悪な大人に殴られてしまったとき、”クロの命が尽きるのではあるまいか、やっぱり涙の物語か…”とドキドキしましたが、ハッピーエンドの温かい気持ちの残る作品でした。

椋鳩十、子どもらの国語の教科書で目にしたことのある作家でした。
調べてみましたら、今現在も小学5年生の国語の教科書に「大造じいさんとガン」が教材として取り上げられているようです。

1905年に生まれ、1987年に82歳で亡くなられたそうです。
児童文学の中でも動物文学の第一人者ともいえ、多くの作品を残しているようです。

生まれ故郷の長野県喬木(たかぎ)村と、生涯住んだ鹿児島県姶良(あいら)市にそれぞれ記念館、図書館があるようです。

姶良市椋鳩十文学記念館

喬木村椋鳩十記念館・記念図書館

どちらの記念館でも、椋鳩十作品のアニメが上映されていたり、書斎、作品展示などがあるようです。
入館料はそれぞれ、200円、220円でしたが、今は値上げされているかしら?

調べているうちに見つけたこちらのサイトに、ご本人が出演して語っていらっしゃる動画がありました。

NHK人物録 椋鳩十

たった3分ほどの動画ですが、命を大切に、子どもたちを大切に思う心が話し方やお声からも伝わるようでした。
本ではこらえていた涙腺が、なぜだかここで決壊いたしました
お人柄が琴線に触れ、優しさに満たされたようでした。

動物と人とのかかわりを通して命を尊び、子どもの感性を刺激する作品、教科書にとどまらずいつまでも読み継がれていくことでしょうね

探偵たちよ スパイたちよ

今日もさらりと涼しい一日になりそうです。

朝は、羽織るものが必要です。

昨日は、夕焼けがきれいでした。

夕日が山肌に映って、赤い山になっていました。

今朝は、お買い物コースでまわりました。
車での走り心地がイマイチなまま舗装の終わった道路に、線が引かれていました。

きれいな道路に見えるじゃな~い
と感心していたのですが、ふと見たら、小石にもインクが乗っていました。

あーあ!線に穴があいちゃった
日本だったら、こういう大雑把な仕上がりにはならないような気がしますわ

窓に巨大チューリップ。

電灯か何かなのかしら。
びっくりして、2度見しちゃいました。
1.96マイル(約 3.15 Km)のお散歩でした。

***

丸谷才一編の「探偵たちよ スパイたちよ」を読みました。


1991年第1刷とありました。

最近、ベッドに入るときには本を読む気満々なのに、見開き2ページも読めずに本をガサッと下に落とし、はっと目が覚めてバタンキューです
そんなこんなで、1冊読み終わるのにものすごーく時間がかかってしまうんです。
この本、1か月近くかかって、やっと読み終えました

ミステリー、探偵小説、スリラー、などと呼ばれ分類される作品に関するアンソロジーと言った感じの1冊でした。
大岡昇平や和田誠がミステリー小説や映画について語ったエッセイや、小林秀雄と江戸川乱歩の対談は、それぞれが推理小説をどんなふうに読んでいるかが垣間見られて興味深かったです。

サンデー・タイムズ・ベスト100(中野香織訳)は、海外のミステリーの100冊で、ほとんど知らない作品ばかりでした。
簡潔な書評がズラララ―――と書かれていて、100冊読んだような気にもなってしまいそうでした。

へー!と思ったのは、アブラハム・リンカーンが書いた探偵小説「トレーラー殺人事件の謎」という作品でした。
アメリカの16代大統領の、あのリンカーンの作品なんですって!
リンカーンがミステリーを書いていたことにも驚き
短編でありながら謎が解かれていく過程もハッとさせられる、良質な作品でした。

何より、この1冊にこれだけの作品や情報量を整理してまとめた丸谷才一氏の読書量はどれほどのものかと思いました。
丸谷才一を検索してみましたら、1925年に山形県鶴岡市に生まれ、2012年に87歳で亡くなられたそうです。
山形県鶴岡市は、藤沢周平の出身地でもありましたっけね。
藤沢周平は、1927年生まれで、没年は1997年ですから、同年代に素晴らしい作家が鶴岡で生まれ育ったのですね。

丸谷才一の長編小説もいくつか本棚にありますので、いずれ手に取ってみようと思います。
寝てばかりいないで、しっかり読書をしたいものです

クリスチィ短編全集2

今日は、すっきり晴れない少し重めの空気です。

***

アガサ・クリスチィ作 厚木淳訳の「クリスチィ短編全集2」を読みました。


1967年初版、1981年42版とありました。
”クリスチィ”という綴りに時代を感じます。
巻末の訳者紹介には、なんと現住所まで記載されてしまっているのですねぇ
今だったらありえないですよね
昔のプライバシー保護のゆるさを、改めて感じました。

12の短編が納まった1冊です。
どんなトリック、どんなミステリーが隠されているかと思いましたが、ドキドキやスリルがありつつ、物語としての短編集と言った感じで、気軽に読める作品集でした。

「うぐいす荘」は、ミステリー要素が濃く、妻をだまして殺そうとする夫を、逆に妻が夫をだまして息絶えさせる、という時間制限のある中での駆け引きは、圧巻でした。

「白鳥の歌」は、著名なオペラ歌手が、オペラ上演中に長年の恨みを晴らします。
オペラの筋書きに沿って復習が果たされていくさまは、本当に起こりそうなほど二重のストーリーを感じました。
昔、大好きだった薬師丸ひろ子ちゃんと三田佳子さんのダブル主演で夏樹静子原作の「Wの悲劇」という映画がありました。
その映画を彷彿とさせるものがありました。

「Wの悲劇」確か持ってたような・・・
久しぶりに読み返してみようかなぁ
プロフィール

mattaripon

1995年からカリフォルニア・シリコンバレー在住。
在住年数と英語力は、反比例。
夫と息子と娘の4人家族。
声楽家かもしれない主婦。

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