昨日は午後から空に雲がかかり、夕方4時過ぎにスーッと気温が低くなったようでした。
今日も晴天ですが、朝の風は程よく爽やかでした。

さすがに午後は、太陽が頑張りすぎてますけれど

今日は、Jouchanがいつもの出勤場所ではなく、電車の駅で2駅先のところにあるオフィスに行くことになりました。
そのオフィスは、カルトレインの駅から歩いて6分ほどなので、バスの乗り換えがない分、行きやすそうです。
毎日、変化のあるお仕事ですわね

ここ2週間ほど食欲が落ちていたBocchanですが、昨日あたりから食べる量と速度が増してきて、ちょっと安心です。
本人は、
「食べるのが楽しみじゃないのは、つまらない
と何度かぼやいていました。
昨日の夕食時に
「なんか、(気分が)抜けてきたかも
というので、これから取り返しモードに入れるかしら

今朝は、なんとな~く黙々と2.37マイル(約 3.81 Km)のお散歩でした。

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久々に、子ども文庫からヘンリー・トリース作 猪熊葉子訳の「夜明けの人びと」を読みました。


1997年第1刷発行とありました。

題名から”なんだか(内容が)重そう・・・”と敬遠してしまっておりました。
ずっと昔に読んだ住井すゑの「夜あけ朝あけ」が、頭の中によぎってしまっていたらしいわ

しかーし読み始めて、数行で、ググっとこの世界に引き込まれました。
人間が人間になる過渡期のような時代が描かれていました。
フッと、以前に見たアニメ不滅のあなたへがよぎり、文章が映像として見えるような錯覚に陥りました。

言葉を持つ種族、持たない種族、川辺に住む種族、海辺に住む種族、ゴリラかチンパンジーか霊長類を思わせる種族など、それぞれの種族の間を移り住む少年が、平和を願いながら生き抜き、成長していく物語でした。

作者のヘンリー・トリースは、1911年生まれのイギリスの詩人であり作家だったそうです。
巻末の解説にこの「夜明けの人びと」は、’彼の最後の作品’とありました。
原題は"The Dream-Time"で、1967年の作品のようです。
日本語題からこの原題がちょっと想像つかなかったわ

日本語で読めるヘンリー・トリースの他の作品を検索したら、この本の他にあと2,3作品しか出てきませんでした。
彼の作品には歴史小説が多かったようですが、子ども向けの作品でも30冊以上を残しているそうです。
世界には、まだまだ知られていない数々の名作が埋もれているのかもしれませんね